洒落怖(名作・定番)

洒落怖(名作・定番)

【洒落怖・名作】鏡の中のナナちゃん【怖い話・中編】

私は幼い頃、一人でいる事の多い子供でした。実家は田舎の古い家で、周りには歳の近い子供は誰もいませんでした。弟が一人いたのですが、まだ小さくかったので一緒に遊ぶという感じではありませんでした。父も母も祖父も、弟が生まれてから、以前ほど私をかま...
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【洒落怖・名作】カン、カン…【怖い話・長編】

幼い頃に体験した、とても恐ろしい出来事について話します。その当時私は小学生で、妹、姉、母親と一緒に、どこにでもあるような小さいアパートに住んでいました。夜になったら、いつも畳の部屋で、家族揃って枕を並べて寝ていました。ある夜、母親が体調を崩...
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【洒落怖・名作】固芥さん(コッケさん)【怖い話・短編】

あんまり自分の出た地域のことは言いたくないんですけど…私の田舎では『コケシ』のことを『コッケさん』と言って、コケシのような呼び方をすると、大人にそうとう怒られました。中学生に上がりたての頃。半端なエロ本知識で『電動こけし』という単語を知った...
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【洒落怖・名作】姦姦蛇螺(かんかんだら)【怖い話・長編】

小中学の頃は田舎もんで世間知らずで、特に仲の良かった隆史、雄二と三人で毎日バカやって、荒れた生活してたんだわ。オレと隆史は家族にもまるっきり見放されてたんだが、雄二はお母さんだけは必ず構ってくれてた。あくまで厳しい態度でだけど、何だかんだ言...
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【洒落怖・名作】非常階段【怖い話・長編】

数年前、職場で体験した出来事です。そのころ俺の職場はトラブルつづきで、大変に荒れた雰囲気でした。普通では考えられない発注ミスや工場での人身事故があいつぎ、クレーム処理に追われていました。朝出社して夜中に退社するまで、電話に向かって頭を下げつづける日々です。当然俺だけでなく、他の同僚のストレスも溜まりまくっていました。その日も事務所のカギを閉めて廊下に出たときには、午前三時を回っていました。
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