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『ブラックサンタ』の恐ろしい伝承
クリスマスには、多くの国々でサンタクロースが子供たちにプレゼントを配るとされています。しかし、中には『ブラックサンタ』と呼ばれる不気味な姿をしたサンタクロースにまつわる恐ろしい話が伝えられています。今回は、そんなブラックサンタについて詳しく解説していきます。
『ブラックサンタ』とは?
ブラックサンタは、一般的なサンタクロースとは異なり、黒い服装を身に着け、暗いマントで全身を覆い隠している不気味な姿をしています。また、真っ赤な服や白いひげなど、通常のサンタクロースに欠かせない要素は一切ありません。
ブラックサンタとは、クリスマスの夜に悪い子のもとへ現れると言われているサンタクロースの対極にある存在です。日本ではあまり知られていませんが、欧米では古くから伝わる伝説です。ブラックサンタは、黒い服を着て、鎖や棒などを持っています。悪い子を見つけると、お仕置きをしたり、連れ去ったり、嫌なプレゼントをしたりします。
『ブラックサンタ』の出現場所
ブラックサンタが出現する場所は、主に北欧やドイツ、オーストリア、スイス、チェコなど、ヨーロッパの一部地域で報告されています。また、アメリカ合衆国でも一部で目撃情報が報告されているといわれています。
『ブラックサンタ』の怖い話
ブラックサンタにまつわる怖い話は多岐にわたりますが、ここでは代表的なものを紹介します。
プレゼントを渡す代わりに攻撃してくる
一般的なサンタクロースがプレゼントを渡すのに対し、ブラックサンタはプレゼントを持っていく代わりに攻撃するという怖い話があります。彼が持っているのは、破壊的な力を持った鞭や棍棒、ナイフなどです。彼が現れると、子供たちは恐怖に震え、大人たちは彼に立ち向かうこともできないでしょう。
人をさらう
ブラックサンタは、子供たちだけでなく、大人たちをさらってしまうという怖い話もあります。彼は、夜間に現れ、人をなにか魔法のような力で誘い出し、行方不明にさせてしまいます。
呪いをかける
ブラックサンタは、呪いをかけるという怖い話もあります。彼に遭遇した人は、不運に見舞われ、家族や友人たちから疎まれ、仕事や健康などの問題が引き起こされるとされています。
なぜ『ブラックサンタ』という怖い話が生まれたのか?
その起源は、キリスト教の聖人である聖ニコラウスにまで遡ります。聖ニコラウスは、貧しい人々に金貨や食べ物を与えたり、殺された子供たちを生き返らせたりしたと言われています。その話が広がって、クリスマスの夜にはサンタクロースという妖精がプレゼントを持ってきてくれるというお話になったのです。
ところが、聖ニコラウスの話には続きがありました。それは、クリスマスの夜、良い子にはプレゼントを持った妖精が現れ、悪い子にはいたずらをする悪魔が現れるというもの。この悪魔の話がブラックサンタクロースとして広まったようです。
まとめ
ブラックサンタにまつわる怖い話は、多くの人々に恐怖を与えるものですが、実際に現れたという証言は少なく、都市伝説の一種として広がっています。しかし、欧米の一部地域では、クリスマスの時期になると、ブラックサンタを模した人々が街を歩く光景が見られることもあります。このような不気味な伝説が人々の想像力をかきたてることで、クリスマスシーズンには刺激的な雰囲気が漂うのかもしれません。
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